小型ハープは初心者でも弾ける?選び方とおすすめ6選で失敗を防ぐ

自宅で過ごす時間に心地よい音色を取り入れたいと考える方が増えています。中でもハープを小型のサイズで初心者から始められるモデルは、その手軽さと優雅な響きで非常に人気があります。しかし、いざ選ぶとなると弦の数や素材の違いに迷ってしまうものです。今回は、失敗しない選び方からおすすめの銘柄まで詳しく解説します。

目次

初心者が小型ハープを正しく選ぶための基準

弦の数と演奏できる曲の幅

小型ハープ(リラハープ)を選ぶ際、最も慎重に検討すべきなのは弦の本数です。一般的に初心者向けとして流通しているものには、7弦、10弦、15弦、19弦といったバリエーションがあります。

弦の数が少ないほど本体は軽くコンパクトになりますが、演奏できるメロディには制限が出てきます。例えば7弦や10弦の場合、簡単な童謡や短いフレーズを弾くのには適していますが、ポップスやクラシックの有名な曲を演奏しようとすると音域が足りなくなることが多いです。

初心者の方が「いつかあの曲を弾いてみたい」という目標を持っているなら、最低でも15弦、できれば19弦モデルを選ぶのが賢明です。15弦あれば2オクターブ近い音域をカバーできるため、多くの楽譜をそのまま演奏することが可能になります。

弦が増えると調律の手間は増えますが、表現の幅は格段に広がります。長く趣味として続けたいのであれば、最初から少し多めの弦数を持つモデルを選択することで、買い替えのコストを抑えることができます。

自分の弾きたい曲のジャンルを想像しながら、必要な音域を確認してください。最初は戸惑うかもしれませんが、弦が多いモデルの方が結果として飽きずに長く楽しめる傾向にあります。

本体のサイズ感と持ち運びやすさ

小型ハープの最大のメリットは、場所を選ばずに演奏できるその機動力にあります。本格的なグランドハープやアイリッシュハープとは異なり、膝の上に置いて奏でるリラハープは、リビングのソファや寝室でも気軽に楽しめます。

選ぶ際には、本体の重量と厚みを必ず確認してください。1kg前後の軽量なモデルであれば、長時間膝に乗せて演奏しても疲れにくく、女性や年配の方でも扱いやすいのが特徴です。

また、専用のキャリングバッグが付属しているかどうかも重要なチェックポイントになります。ハープは非常に繊細な楽器ですので、持ち運ぶ際や保管時にはクッション性のあるケースが欠かせません。

外出先や旅行先に持っていきたいと考えている場合は、A4サイズ程度の面積に収まる超小型モデルも選択肢に入ります。ただし、小さすぎると今度は抱えた時の安定感が損なわれる場合もあります。

自分の体のサイズに合った、無理なく抱えられる大きさを選ぶことが、上達への近道です。実際に手にする場面を想像し、重量バランスが良いと感じるものを見極めることが大切です。

使用されている木材の種類と音色

ハープの音色は、本体に使用されている木材の材質によって劇的に変化します。初心者向けの小型ハープでよく使われるのは、マホガニー、スプルース、メイプルといった木材です。

マホガニー製のハープは、温かみのある柔らかい音色が特徴です。中低音が豊かに響くため、癒やしの効果を求めている方や、落ち着いた曲調を好む方に非常に適しています。

一方でスプルース(松の一種)は、非常にクリアで明るい音色を持ちます。音が前にはっきりと飛ぶため、一音一音を鮮明に響かせたい場合や、アンサンブルを楽しみたい場合に重宝される素材です。

また、木材が「単板」か「合板」かという点も音質に大きく関わります。一枚の板から作られる単板モデルは、使い込むほどに音が馴染んで豊かになる特性を持っていますが、乾燥に弱く管理に気を使います。

合板モデルは比較的安価で、環境の変化による割れなどのトラブルに強いというメリットがあります。初心者のうちは、手入れのしやすさと音の好みのバランスを考えて選ぶのが良いでしょう。

初心者に嬉しい付属品の充実度

ハープを購入してすぐに演奏を始めるためには、楽器本体以外にもいくつかの必須アイテムが必要になります。初心者向けセットとして販売されているものは、これらが同梱されているため非常に便利です。

最も重要な付属品は、調律を行うための「チューニングレンチ」です。ハープは演奏のたびに調弦が必要な楽器ですので、レンチが付属していないと音を合わせることすらできません。

次に、交換用の予備弦が含まれているかも確認しましょう。弦楽器に慣れていないうちは、調律中に誤って弦を切ってしまうことがよくあります。予備があれば、その場ですぐに張り替えて練習を再開できます。

さらに、音階を示すステッカーや、初心者向けの簡単な教本、クリーニングクロスなどがセットになっていると、独学で始める際のハードルが大きく下がります。

デジタルチューナーが付属しているセットもありますが、最近はスマートフォンの無料アプリでも代用可能です。まずは物理的に代えが利かないレンチや予備弦の有無を最優先にチェックしてください。

初心者におすすめの小型ハープ厳選6選

AKLOT 15弦 リラハープ|軽量なマホガニー製モデル

Aklotの15弦リラハープは、手に馴染むマホガニー単板を採用したベストセラーモデルです。15弦という仕様は初心者にとって扱いやすく、主要なメロディを網羅できる絶妙なバランスを実現しています。非常に軽量で、膝の上での安定感も抜群です。

商品名AKLOT 15弦 リラハープ
価格帯約6,000円〜8,000円
特徴マホガニー単板による温かい音色と高い携帯性
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Donner 19弦 リラハープ|高密度な木材による豊かな響き

Donnerは楽器初心者から絶大な支持を得ているブランドです。この19弦モデルは音域が広く、より複雑な楽曲にも挑戦できるのが魅力です。高密度な木材を使用することで、小型ながらもしっかりとした音量とサステイン(音の伸び)を確保しています。

商品名Donner 19弦 リラハープ
価格帯約7,500円〜9,500円
特徴19弦の広い音域としっかりした共鳴箱構造
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GECKO 19弦 リラハープ|専用ケース付きの本格派セット

高品質なカリンバでも有名なGECKOが手掛けるリラハープです。精巧な作りが特徴で、弦の張りも安定しています。付属のキャリングバッグが非常に頑丈で、大切な楽器を衝撃や湿度から守りながら持ち運ぶことができます。

商品名GECKO 19弦 リラハープ
価格帯約9,000円〜12,000円
特徴安定したピッチと高品質な保護ケースの付属
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Ciffre 12弦 ミニハープ|携帯性を重視したコンパクト設計

とにかく小さくて可愛いハープを探している方におすすめなのが、Ciffreのミニモデルです。12弦に絞ることで究極のコンパクトさを実現しており、インテリアとしても映えるデザインです。ちょっとした合間にポロンと爪弾くのに最適な一台です。

商品名Ciffre 12弦 ミニハープ
価格帯約10,000円前後
特徴独特のデザインと圧倒的なコンパクトサイズ
公式サイト公式サイトが見つかりませんでした

LINGTING 15弦 リラハープ|美しい曲線美を持つ三日月型

デザイン性と音質を両立させたLINGTINGのハープは、工芸品のような美しさが特徴です。三日月を思わせる独特のフレーム形状は、持ちやすさを追求した結果生まれたものです。音の立ち上がりが非常に速く、澄んだ音色を楽しむことができます。

商品名LINGTING 15弦 リラハープ
価格帯約12,000円〜15,000円
特徴独自の三日月形状と優れた音のレスポンス
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Kmise 19弦 リラハープ|初心者でも安心の教本付きセット

コスパ重視でフルセットを揃えたいならKmiseが筆頭候補です。19弦の本格的な仕様に加え、教本や予備弦など必要なものがすべて揃っています。マホガニー材を使用したボディは耐久性も高く、最初の練習用として非常に優秀です。

商品名Kmise 19弦 リラハープ
価格帯約7,000円〜9,000円
特徴必要な付属品が全て揃う充実のフルセット
公式サイト公式サイトはこちら

小型ハープを比較する際の具体的なポイント

弦の本数による音域の広さ

商品を比較する際、まず自分の目的が「音楽をしっかり奏でること」なのか「音色をポロンと楽しむこと」なのかを整理しましょう。19弦のモデルは、一般的なハープの楽譜の多くをカバーできるため、クラシックや映画音楽などのソロ演奏に挑戦したい方に向いています。

一方で、15弦以下のモデルは、より軽量で気軽な演奏に特化しています。メロディラインをシンプルになぞるだけであれば、弦が少ない方がどの弦を弾けばいいか迷いにくく、初心者にはかえって取り組みやすいという側面もあります。

音域が広いほどできることは増えますが、その分メンテナンスの手間も増えます。毎日短時間でも触れたいのか、腰を据えて一曲を完成させたいのかによって、最適な弦数は変わってきます。

音域表を確認し、自分が演奏したい曲の一番低い音と高い音がカバーされているかを確認してみてください。この事前確認が、購入後の「音が足りない」という不満を防ぐ唯一の方法です。

重量による長時間の持ちやすさ

小型ハープは、基本的には膝の上に抱えるか、テーブルに置いて演奏します。比較検討する際は、数値としての重量だけでなく、本体のバランスについても考慮する必要があります。

特に、ボディの底面が平らになっているタイプはテーブルに置いて演奏する際に安定しますが、膝の上に置く場合は角が当たって痛く感じることがあります。反対に、丸みを帯びたデザインは膝の上でのフィット感に優れています。

1kgを切るような超軽量モデルは、腕への負担が最小限で済みます。しかし、軽すぎるがゆえに弦を弾く力で本体が動いてしまい、演奏が不安定になるケースも見受けられます。

適度な重みがあるモデル(1.2kg〜1.5kg程度)は、重心が安定するため、腰を据えた練習にはむしろ適しています。自分の演奏スタイルが「どこでも手軽に」なのか「決まった場所でしっかりと」なのかを想定してください。

長時間弾き続けることを想定しているなら、持ち手の部分が滑らかに削られているものや、人間工学に基づいた曲線を持つモデルを優先的に選ぶことをおすすめします。

調弦のしやすさと維持管理

ハープは非常に多くの弦を持っているため、調律(チューニング)のしやすさが日々の演奏意欲に直結します。弦を固定しているピンの精度が、比較における隠れた重要ポイントになります。

高品質なモデルは、ピンがしっかりと穴に固定されており、一度合わせた音が狂いにくい設計になっています。安価すぎるモデルの中には、ピンが緩みやすく、せっかく合わせた音がすぐに下がってしまうものもあるため注意が必要です。

また、弦の種類(スチール弦かナイロン弦か)によっても、音の安定感や指への負担が異なります。小型リラハープの多くはスチール弦を採用しており、きらびやかな音が特徴ですが、最初は指先が少し痛くなるかもしれません。

維持管理の面では、木材の仕上げ(塗装)も確認しましょう。オイルフィニッシュのものは木の質感が楽しめますが、湿度の影響を受けやすいです。ポリウレタン塗装などのコーティングがしっかりされているものは、汚れや湿気に強く、初心者でも扱いが容易です。

初心者のうちは、チューニングの微調整がしやすいギア比の優れたモデルや、レビューで「音程が安定している」と評価されているものを選ぶのが無難です。

本体のデザインと木の質感

楽器は毎日触れるものですから、見た目の好みも重要な比較基準です。ハープはその形状自体が美しいため、部屋に置いているだけでも心を豊かにしてくれます。

木材の質感が活かされたナチュラルなデザイン、精巧な彫刻が施されたもの、あるいは独特な色付けがされたモデルなど、各メーカーの個性が光ります。特にサウンドホールの形状や位置は、デザインのアクセントになると同時に、音の響き方にも影響を与えます。

木の質感については、写真だけでなく「単板(ソリッド)」か「合板(ラミネート)」かの記述を確認してください。単板は木目が美しく、高級感がありますが、合板は均一でモダンな印象を与えるものが多いです。

手に取った時の触り心地も重要です。縁(エッジ)が丁寧に面取りされているものは、長時間抱えていてもストレスがありません。職人のこだわりが感じられる丁寧な仕上げのモデルは、所有する喜びを感じさせてくれます。

自分の部屋のインテリアと調和するか、あるいは自分の個性を表現できるデザインか。直感的に「これが好きだ」と思える一台を選ぶことが、練習のモチベーション維持に繋がります。

小型ハープの購入時の注意点と長く使うコツ

日々のチューニングの頻度

小型ハープを手に入れた初心者が最初に行うべき、かつ最も重要な作業がチューニングです。弦楽器、特に弦の数が多いハープは、環境の変化によって非常に音が狂いやすい特性を持っています。

特に新品のハープは、弦がまだ伸び切っていないため、調律しても数分で音が下がってしまうことがあります。これは故障ではなく、楽器が安定するまでの通過儀礼のようなものです。最初の1〜2週間は、弾く前に必ずチューニングを行う習慣をつけてください。

調律のコツは、低い音から順番に、少しずつ張力を高めていくことです。一気に音を上げようとすると弦に過度な負担がかかり、切れてしまう原因になります。

最近はスマートフォンのチューナーアプリが非常に優秀ですので、それらを活用して正確な音を合わせましょう。基準となる周波数(多くは440Hz)を確認し、一音ずつ丁寧に音階を作っていく作業は、自分の耳を鍛える良い練習にもなります。

毎日欠かさずチューニングを行うことで、楽器のコンディションの変化にも敏感になります。音が安定してくると、ハープ本来の澄んだ響きをより深く楽しめるようになります。

適切な保管場所と湿度管理

ハープは天然の木材で作られた非常にデリケートな楽器です。長く愛用するためには、保管環境に細心の注意を払う必要があります。特に日本の四季に伴う湿度の変化は、木材の割れや反りの原因となります。

理想的な湿度は40%〜60%程度です。冬場の乾燥した部屋で加湿器を使わずに放置したり、夏場の湿気が多い場所に置きっぱなしにしたりすることは避けてください。直射日光が当たる窓際や、エアコンの風が直接当たる場所も厳禁です。

演奏が終わったら、付属のソフトケースやキャリングバッグに収納して保管することをおすすめします。ケースに入れることで、急激な温度・湿度の変化を和らげることができ、転倒による破損リスクも軽減できます。

また、長期間演奏しない場合でも、時々はケースから出して空気を通し、状態を確認してください。木が「呼吸」していることを意識した環境作りが、楽器を長持ちさせる秘訣です。

もし本体に小さなヒビを見つけた場合は、早めに専門の楽器店に相談するか、乾燥対策を強化してください。適切な管理さえできていれば、ハープは何十年も使い続けられる素晴らしいパートナーになります。

交換用の予備弦の在庫確認

ハープを演奏していると、どれだけ丁寧に扱っていても弦が切れることは避けられません。特に高い音を出す細い弦は、チューニング中の些細なミスや経年劣化で断線しやすいものです。

そのため、常に「予備弦」を手元に置いておくことが必須です。購入時のセットに予備が入っていることが多いですが、一度使ってしまったらすぐに補充する習慣をつけましょう。

予備弦を購入する際は、自分の持っているハープのモデル名や弦の数、材質(スチールかナイロンか)を正確に把握しておく必要があります。メーカー純正のセットを購入するのが最も確実です。

弦の張り替え作業は、最初は難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば自分で行うことができます。ペンチやニッパーなどの工具を用意し、古い弦を外して新しい弦をピンに巻き付ける手順を動画などで確認しておくと安心です。

予備がない状態で弦が切れてしまうと、その日から練習ができなくなってしまい、モチベーションの低下に繋がります。常にフルセットの予備を備えておくことが、快適なハープライフを支える基盤となります。

体に負担のない構え方の習得

ハープを楽しく弾き続けるためには、演奏姿勢、つまり「構え方」が非常に重要です。小型ハープは手軽に抱えられますが、間違った姿勢で長時間練習すると、肩こりや腰痛の原因になることがあります。

基本は、背筋を伸ばしてリラックスした状態で座ることです。ハープを膝に乗せる場合は、本体が安定するように太ももの位置を調整し、無理に腕の力だけで支えないようにしましょう。

また、弦を弾く指の形も意識してください。指先を丸く保ち、余計な力を入れずに弦を弾くことが、美しい音色を出すコツです。手首や肘が不自然に曲がっていないか、時々鏡を見てチェックすることをおすすめします。

長時間の練習に熱中するあまり、同じ姿勢を固めてしまうのは禁物です。30分に一度は立ち上がってストレッチをするなど、体をほぐす時間を設けてください。

正しい構え方が身につくと、音の響きも自然と良くなります。体が楽な状態で奏でる音楽は、弾いている本人にとっても、聴いている周りの人にとっても心地よいものになるはずです。

自分に合った小型ハープで音楽を楽しみましょう

小型ハープは、その小さなボディに無限の癒やしと喜びを秘めた楽器です。初心者の方にとって、最初の1台を選ぶ時間は、これから始まる新しい音楽体験への期待に満ちた大切なステップとなります。

今回ご紹介した選び方の基準やおすすめのモデルを参考に、ぜひ自分自身のライフスタイルや好みにぴったりのハープを見つけ出してください。弦の数、木材の音色、そして手に取った時のフィット感。それらが調和した時、そのハープはあなたにとって唯一無二の存在になるでしょう。

楽器を始めたばかりの頃は、チューニングに苦労したり、指が思うように動かなかったりすることもあるかもしれません。しかし、毎日少しずつ弦を爪弾くうちに、木の響きが心に染み渡る瞬間が必ず訪れます。その豊かな時間は、忙しい日常の中で何物にも代えがたい安らぎを与えてくれるはずです。

ハープは、弾く人の心を映し出す鏡のような楽器です。優しく触れれば優しく応え、力強く奏でれば勇壮な響きを返してくれます。焦らず、自分のペースでハープとの対話を楽しんでください。

あなたが手にするそのハープから、美しい旋律が流れ出し、生活がより彩り豊かなものになることを心から願っています。さあ、ハープのある素敵な暮らしを、今日から始めてみませんか。

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この記事を書いた人

オルゴールの音色や、やわらかい雰囲気の音楽が好きで、音にまつわるいろいろな話題を紹介しています。ヒーリング音楽やBGMのことだけでなく、楽器の特徴や、音の違いを知るおもしろさも取り上げています毎日の中で音楽を楽しむきっかけになるようなブログを目指しています。

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